巻き爪補正
湾曲爪・陥入爪・匙状爪・割れ爪
装具を装着して変形した爪の補正を行います。施行時に痛みは無く、装着したらすぐに痛みが軽減します。
透明な器具なので目立ちません。透明のマニュキュアを塗った様な仕上がりになります。厚みが薄いので靴に当たりにくく、インソールとの併用ができます。また、凹凸が少ないので靴下やストッキングなどに引っかかりにくいです。
原因:扁平足、合わない靴、靴の履き方、生まれつきの足の形、運動不足
扁平足
扁平足というのは足のアーチが低下してしまった状態です。日本人の95%以上が足のアーチが低下しているというデータがあります。扁平足になると親ゆびが曲がり内側にねじれ(外転外反母趾)、小ゆびが内側へ曲がります(内反小趾)。すると靴内でゆびとゆびが衝突し巻き爪になると考えられます。
合わない靴
安全靴:サイズがキツいまたは緩いと靴内で爪が衝突し巻き爪となります。剛性が強すぎる靴だと足の筋力が低下し扁平足になりやすいと考えられます。
パンプス:デザイン重視で足の形が犠牲になっているものは靴内で爪が衝突し巻き爪になります。また、靴幅が狭いと足の横アーチが潰され踏ん張りが効かなくなります。
ハイヒール:ヒールが6センチ以上あると足の裏の筋肉(足底筋)が動かなくなり、踏ん張る力が無くなり爪先で爪が衝突し巻き爪になります。
靴の履き方
靴の紐がゆるいと足が靴内で動き、爪が衝突し巻き爪になります。
生まれつきの足の形
足の形は3つに分類できます。
どの足の形が優れているというものはありません。しかし、足の形はエジプト型がほとんどのため市販されている靴はエジプト型が多いです。私の印象だと8割くらいでしょうか。
エジプト型の靴をギリシャ型やスクエア型の方が履くとこのように靴内でゆびが衝突し、巻き爪となります。
当院に足のお悩み(足痛、巻き爪、タコ・ウオノメなど)で来院される方の80%以上のかたがギリシャ型とスクエア型の方ですが靴が合っていないためだと考えられます。
運動不足
爪は丸かってくる性質がありますがゆびで地面を噛むことで均衡が保たれています。運動不足だと均衡が崩れ爪が巻いてきます。どんな運動種目でも良いので運動をして足へ刺激を与えることが最重要です。また、運動不足になると筋肉が弱くなり扁平足になります。
改善方法:靴選びとインソール作成
足に合った靴選びをしていただくことが最重要です。またインソールで足のアーチを形成し改善する方法もあります。